緊急事態宣言が延長され、それに伴い採用計画・人員計画を見直したりと影響が懸念されるところです。また、人員不足気味の保育園では、このような状況でも採用活動を継続しなければならないのではないでしょうか。そのような場合、平時における面接手法は中々難しい場面も多いのが現状です。そこでウェブを使った採用面接についてお話しします。
まず、新型コロナ感染防止におけるこれまでの対面面接の問題点は、以下の3点です。
①閉鎖空間であること
②マスクが使いづらいこと
③不安を抱えての面接になること
上記のような場面では、面接官、そして応募者の安全が保証されないため、やはり今は控えるべきだと思います。その対策としてウェブ面接はおススメです。
メリットとしては、
①上記の問題点の解決手段になること
②遠方者も面接が可能なこと
③交通費が掛からないこと
そして、④応募率が上がることなどが挙げれます。
逆に、デメリットもあります。
①アプリ等のダウンロード/設定が必要(面倒)
②雰囲気が分かりづらい
③会話が弾みづらい(会話の量が減る)
④通信が安定しないときもある
⑤WEBカメラ、マイク、スピーカーの購入が必要な場合もある
ただ、これらのデメリットはやり方次第でかなり軽減されます。
そして、すべての面接をウェブ面接に切り替えるのではなく、1次面接のみなど、対面面接と組み合わせることが必要です。
まずは、園内で実際に触ってみてテストを行った上で、導入をしてみてください。
そして、求人票には「WEB面接可能」を忘れずに記載してください。
あと、WEB面接と併せて、動画があるとさらに魅力が伝わると思います。
そもそも動画のメリットですが、
①園長先生をはじめ実際に園で働く職員の様子や働き方を紹介できる
②応募の不安を和らげ、自園に興味を持ってもらいやすい
③求める人材に対し、これに沿ったアプローチを肉声で相手に届けることができる
*一般にユーザーが文章を読む割合は20%であるのに対し、動画を最後まで見る割合は80%と言われています。
*メラビアンの法則(視覚情報55%、聴覚情報38%、言語情報7%)
このように園内見学や園の雰囲気を伝えることを目的とすれば、WEB面接の補完できると思いますので、こちらも是非検討してみてください。
新型コロナの終息には長期化が予想され、Withコロナ(コロナが終息しない中で、コロナありきで行動する)がしばらく続きます。そして、アフターコロナ(コロナ終息後)はWithコロナでの価値観が引き継がれ、これまでとは違う価値観が主流となっていきます。
採用活動にも大きな変革が訪れるのは間違いなく、ウェブ説明会・面接は当たり前になると思われます。