職員の中に、どう見ても体調が優れず、明らかに仕事に集中できていない様子…。
上司や周囲が「病院へ行った方がいいよ」と声をかけても、どうしても本人が受診を拒否してしまう。
こうしたご相談をいただくことが増えています。
📍「安全配慮義務」
📍「健康管理」
💬「本人が大丈夫って言うなら、無理に病院に行かせなくてもいいですよね?」
➡ 実は、それでは園にもリスクが生じる可能性があります。
📌園には“安全配慮義務”がある
雇う側には、職員の健康や安全に配慮する責任があります。
これは労働契約法や判例でも明らかにされており、見て見ぬふりはできません。
また、本人にも“健康管理に努める義務”がありますが、実際には「本人の判断に任せる」だけでは対応しきれない場面も出てきます。
⚠️よくあるケースとリスク
❌ 体調不良の職員をそのまま勤務させていた結果、急な倒れ込みで現場が混乱
❌ 明らかな不調を見過ごしていたことが“安全配慮義務違反”と捉えられたケース
❌ 本人が無理を続けたことで、メンタル疾患が悪化し長期休職に
➡ 「声をかけたつもりだった」では済まされない場合も。
🔍対応のカギは「就業規則」と「関係性」
たとえば、以下のような規定があるかがポイントです:
明らかに健康状態に問題があるときの受診命令や診断書提出の規定
医師の指示をもとに就業制限や休職を判断できる仕組み
こうしたルールが明文化されていないと、対応が「お願いベース」になってしまい、本人の受け取り方や反応によって左右されてしまいます。
また、ルールがあっても、日頃のコミュニケーションが不十分だと、かえって「疑われている」「責められている」と捉えられ、関係がこじれるリスクも。
💡現場でできるポイントは?
✅ まずは就業規則の確認。受診命令や健康状態の確認に関する記載があるか?
✅ 上司からの声掛けには、配慮の気持ちを添えて「心配しているよ」と伝えることが大切です。
✅ 面談時には記録を残し、本人が安心して話せる場を作る。
今回のように、声をかけ続けたことで病院に行くきっかけになり、
「もう少し遅ければ症状は長引いていた」と医師に言われたケースもありました。
園としての早期対応が、本人だけでなく保護者や他職員の安心にもつながります。
📝まとめ:ルールと関係性の両輪を
体調に不安があるまま無理をして働き続けると、本人にも周囲にもリスクが生まれます。
「何かおかしいかも…」と思ったときに、どう声をかけ、どう対応するか。
それは就業規則などのルールと、日頃の関係性の両方があってこそ、機能します。
現場の忙しさの中で、こうした体調面の変化を見逃してしまうこともあります。
だからこそ、備えておくことが大切です。
必要に応じて、就業規則の見直しや対応ルールの整理もご検討ください。
ご希望があれば、内容のチェックやご提案もいたします。


