【活動報告】保育コーディネーター向け「カスハラ研修」を担当しました

2026年からの法改正により、事業者の「カスタマーハラスメント(カスハラ)対策」が義務化されることをご存知でしょうか。

先日、大分県様/大分県保育連合会様主催の保育コーディネーターの皆さま向けフォローアップ研修にて、
「意識と行動を変える!保育施設のカスハラ対策」をテーマに、講師を務めさせていただきました。

当日は85名の方にご参加いただき、終始和やかな雰囲気の中で研修を進めることができました。
ディスカッションでは、参加者同士が積極的に意見を交わし、他園の状況を知ることで視野が広がった様子も多く見受けられました。


■ ディスカッション中心で、現場の声が行き交う時間に

今回の研修は、講義一辺倒ではなく、ディスカッションを多く取り入れた構成で行いました。

  • 自園で実際に困っていること

  • 「これはカスハラ?それとも正当な要望?」と迷った場面

  • 他園ではどう判断・対応しているのか

といったテーマについて、他園の方と意見交換をしながら考えていただく時間を大切にしました。

「同じようなことで悩んでいる園があると分かって安心した」
「自分の園だけの問題だと思っていたが、視野が広がった」

そんな声が多く聞かれ、「一人で抱え込まないこと」の大切さを改めて感じる場にもなりました。


■ 研修でお伝えした主な内容

研修では法律の話だけでなく、現場で「実際に使える視点」を意識してお話しました。

  • カスタマーハラスメントの基本的な考え方・定義

  • 各施設で実際に起きているケースの整理

  • 「どんな仕組みがあったら、職員が助かるのか?」

  • 個人対応にしないための“園としての対応軸”の考え方

法律と現場実務の両面から、カスハラ対策を考える時間となりました。


■ 参加者の声(抜粋)

●保護者対応の難しさから退職する保育士も多い中で、具体的な対応手順や、園内でカスハラの判断基準を事前に定義することの重要性についてお聞きできたことは、今後の現場対応の参考になるものと確信しております。

●私自身の日ごろの対応はどうだろうかと、改めて考える良い機会になりました。

●青木先生のお話はとても分かりやすく、資料の内容も保育園に特化して作ってくださっていたので、とても参考になりました。個人の感じ方に違いがある中で、園内でどのように整理し、共通理解としていくのか。その課題と大切さを学べたことは、「カスハラ対策」を考えていくうえで大きな学びでした。
保育園の大変さや、守るべきところをよく理解されていると感じました。


■ 今回の研修を通して感じたこと

保育士の離職理由の一つに、「保護者対応のストレス」が挙げられる時代です。

カスハラの問題は、
「個人の対応力」だけで解決できるものではありません。

  • 園としてどう判断するのか

  • 誰が、どこまで対応するのか

  • 職員をどう守るのか

「園としての対応の軸」があるかどうかが、職員の安心感に大きく影響します。

■ 2026年の義務化に向けて

2026年のカスハラ対策義務化に向けて、
園として今から準備できることは、決して少なくありません。

制度を整えることも大切ですが、
まずは「考え方の共有」や「共通認識づくり」から始めることも、大切な一歩です。

今後も保育現場の皆さまと一緒に、安心して働ける園づくりを進めて参ります。

このような機会をいただき、改めて感謝申し上げます。
今回の学びや気づきが、今後どこかでお役に立てる場面があれば嬉しいです!