【オススメ】なぜ、指示待ち人間がいるのか?

<自主性を育てるためのアプローチ>
Q: 保育園でよく聞くお悩みは何ですか?
A:園長先生や主任・副主任の先生の方から、「職員が自主的に動いてくれない」「もっと自主性を持ってほしい」っていう悩みをよく耳にします。これって、いわゆる「指示待ち人間」の問題なんですよね。

Q: それってどうして起こるんでしょうか?
A: 実は、指示待ち人間がいるってことは、常に「指示を出している人がいる」ってことなんです。
この事実に気付くことが大事です。
指示を出すこと自体は悪くないんですが、そのやり方や頻度が問題になることがあります。
指示だけでは、職員が自分で考えて行動するチャンスを奪ってしまいます。

Q: どうすればこの問題を改善できるんですか?
A: そこで重要なのが「質問」を活用することです。
リーダーが質問を活用することで、職員が自分で考えて行動するようになります。

質問を活用したリーダーシップ
●質問の効果
質問の力って本当にすごいんです。
人間って質問されると自然に考え始めるんですよね。
リーダーがどんどん質問を投げかけることで、職員は自分で答えを見つける習慣がつきます。
これを続けると、職員は自分で考えて行動できるようになります。

例えば、「この仕事をどう進めれば効率的だと思う?」とか「この問題を解決するためにはどんな方法がある?」って質問してみてください。職員が自分の頭で考え始めるきっかけになります。

●指示と質問のバランス
もちろん、全部を質問に置き換える必要はありません。時には明確な指示も必要です。
大事なのは、指示と質問のバランスをうまく取ることです。
適切な指示を出しながら、職員が自分で考える余地を与える質問を投げかけることで、自主性を育てることができます。

●実際の導入例
例えば、ある保育園では月に一度、定例ミーティングで質問を使ったディスカッションの時間を設けています。園長先生が「最近の業務で改善できる点は何?」とか「どうすれば保育の質をさらに向上できると思う?」と質問を投げかけます。職員はこの時間に、自分の意見やアイデアを自由に話せる場を持つことができます。

また、日常の業務でも小さな質問を積極的に取り入れるのが大事です。「今日はどうやって子どもたちと接した?」とか「明日はどんな活動を計画している?」って感じで、職員が自分の行動を振り返り、自らの成長を感じられるようにします。

●質問を通じた気づきのプロセス
リーダーが質問を通じて職員に気づきを与えることで、職員は自分で問題解決の方法を見つける力を養います。これが職員の成長を促し、職場全体のパフォーマンス向上につながります。

●リーダーシップの進化
令和時代のリーダーシップは、ただ指示を出すだけでなく、職員の考えを引き出し、自主性を育てるスキルが求められます。指示と質問のバランスをうまく取ることで、職員のやる気を引き出し、組織全体のエンゲージメントを高めることができます。

●私たちは今、「質問ミーティング」という新しい研修スタイルを取り入れています。
これを通じて、リーダーシップにおける質問の力を体験し、職員の自主性を引き出すことができます。
そして、職場のコミュニケーションも改善することができます。
職員の自主性を育て、より良い職場環境を作るための新たな一歩を踏み出しましょう。
興味がある方は、お気軽にご連絡ください。