【活動報告】唐津市保育会様にて「カスハラ研修」を担当しました

2026年からの法改正により、事業者のカスタマーハラスメント(カスハラ)対策が求められるようになります。

そのような中、先月は唐津市保育会様主催の研修にて、
「保育施設におけるカスハラ対策」をテーマに講師を務めさせていただきました。

当日は終始和やかな雰囲気の中、参加者同士が積極的に意見交換を行い、他園の状況を知ることで視野が広がる時間となりました。

■ 現場の声を共有しながら考える時間に

今回の研修では講義だけでなく、ディスカッションを通して

・自園で困っている保護者対応
・「これはカスハラ?それとも正当な要望?」と迷う場面
・園としてどのように対応しているか

について意見交換を行いました。

「同じような悩みを抱えている園があると分かり安心した」
「他園の対応を知ることで参考になった」

といった声も聞かれ、一人で抱え込まないことの大切さを共有する場となりました。

■ 印象的だったこと

研修の中で、

「カスハラの報告を受けたことがある、または被害を見たことがあるか」

という問いかけを行ったところ、ほとんど手が挙がりませんでした。

他地域では一定数の経験が共有されることも多く、今回の結果は印象的でした。

もちろん、実際に深刻な被害が少ない可能性もあります。
一方で、

👉 そもそも「カスハラ」として認識されていない

といったケースも考えられます。

今後、法的な定義や社会的認知が進むことで、
パワハラ対策の普及と同様に、

「自分も被害を受けていたかもしれない」
「園として対応すべき問題だった」

と認識される場面が増えていく可能性もあるでしょう。

■ 研修でお伝えした主なポイント

研修では、法律解説にとどまらず、現場で活かせる視点として

カスハラの基本的な考え方と定義

実際に起きやすいケースの整理

職員を守るための判断基準づくり

個人対応にしないための「園としての対応軸」

について共有しました。

■ 今回の研修を通して伝えたかったこと

保育士の離職理由の一つに、
保護者対応のストレスが挙げられる時代です。

カスハラの問題は、個人の対応力だけで解決するものではありません。

園としてどう判断するのか

誰が、どこまで対応するのか

職員をどう守るのか

こうした「園としての対応の軸」があるだけで、職員の安心感は大きく変わります。

■ 2026年の義務化に向けて

制度整備も重要ですが、まずは

✔ 考え方の共有
✔ 共通認識づくり
✔ 対応の基準づくり

といった取り組みから始めることも大切です。

今後も保育現場の皆さまと一緒に、安心して働ける環境づくりを進めていければと思います。

このような機会をいただき、心より感謝申し上げます。