目標設定前の相互準備としての自己概念

前回のライフキャリアレインボーという考え方で触れた、「自己概念の確立」について、目標設定と絡めてお話をします。

ここでお話する「自己概念」とは、自分を客観的に見た「自己イメージ」のことをいいます。

例えば「自分は算数が得意」「自分は義理堅い人間だ」というように自分の性格、興味関心、価値観など、自分を説明する概念です。

職業を通じてこの自己概念を満たすこと、自己概念と職業の一致度が高いほど、職務満足度は高まると言われています。

私は、この自己概念は経験を通して変わるものだと思いますし、誰かから言われて気づくことも多々あると思っています。

業務の遂行度や達成度を見ることも重要ですが、職員個人の、強み・課題を確認する際にまずはどのような自己イメージを持っているかを確認し、更にブラッシュアップするところや課題克服ための工夫を相互確認することも重要なポイントです。