再雇用(カムバック)制度について

昨今、人手不足により採用そして「定着」でお困りの保育園が多いと思われます。
そのような中で、職員のライフステージは「妊娠・出産」、「育児」、「介護」などを迎えていきます。
最近は、雇用保険・社会保険が充実していることや時代の変化により、産前産後休業や育児休業を取得される方が多くなってきました。
しかしながら、一定の割合で「退職」を選択する(せざるを得ない)職員もいます。
せっかく育ててきた優秀な人材のキャリアが中断されるのは、保育園・職員本人の双方にとってマイナスではないでしょうか。
そこで「妊娠・出産、育児、介護又は配偶者の転勤」を理由として退職した職員が、就業できるようになったときに復職する際、従来の勤務経験・能力が適切に評価され、配置・処遇がされる再雇用(カムバック)制度を導入することは大変意義があると思います。
また、一定の要件(※)をクリアできれば「両立支援等助成金(再雇用者評価処遇コース」を活用できます。
支給額は1人目:38万円、2~5人目:28.5万円となります。
※支給要件(一部抜粋)
・退職前の雇用保険被保険者期間が1年以上あること
・退職日の日の翌日から起算して1年以上経過しての再雇用となること
・再雇用時の採用日から1年以内に期間の定めのない雇用契約を締結していること
詳細は以下でご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/000496770.pdf
保育園では同じような働きかけや仕組みの一部が設けられていますが、この機会に再雇用(カムバック)を制度として導入されてみてはいかがでしょうか。