新年度の目標設定面談

4月に入り、新入職員を迎え入れた園も多いかと思います。

新卒職員が入ると「新しい風」に期待を寄せることも多々ある一方で、「早く一人前にしなくては」と詰め込み教育に走ってしまう傾向もあるようです。
でもなかなか思うように育たないという壁にぶつかるのも、そう遅くはありません。

「最近の若者は」と一言で片づけるのはとても簡単ですが、今日は、その「最近の若者」事情を少しだけご紹介します。

少し脱線をしますが、これを読まれている保育士のみなさんは、一番原点の教育に携わっていらっしゃるわけですが、これまでの学校教育になかったのがキャリア教育です。
※参考までに:文科省URL:www.mext.go.jp/a_menu/shotou/career/

どのような将来設計をし、どのような力が必要か、自分が関わる社会とどう繋がり、どう自己実現していくか。
ということを考え育ってきた世代です。

そういう世代に、一方的な教育は通用しませんし、一時的には解決しても真の理解には及びません。

人事制度を導入する保育園も増えてきましたが、その際に必須なのが面談です。

評価時だけでなく、期初に目標設定をする。
本人の考えと保育園の方針をすり合わせ、共有する時間で相互成長ができる環境作りをしていきます。

業務目標の確認だけでなく、3年後・1年後・半年後・そのための3か月後・1か月後の目標を一緒に立て、成長していくステップがお互いに確認できているかどうかが重要です。

「背中を見て育つ」余裕のない現代のの職場環境で、管理者がどれだけ職員個人に関りを持って育成していくかが大切です。